新型コロナの感染防止対策を、段階を経て規制緩和しているタイですが、4月1日より、入国前のCR検査が撤廃され、タイへの入国がさらにしやすくなりました。
Thailand Passシステムの運用方針の変更
3月30日に、「Thailand Passシステム」の運用方針の変更に関する告示(CCSA指令第7 / 2565号)が発表されました。概要は以下のようになっています。
1.隔離免除入国(Test and Go)の、Thailand Passシステムを通じた受付を継続する。
2.タイ入国前のRT-PCR検査による陰性証明書を不要とする。
(大使館からの注意)ただし、各航空会社の搭乗条件によっては、陰性証明書の提示が求められることもあり得ますので、念のためご利用の航空会社に予めご確認下さい。なお、日本からタイへの直行便を運航する日系航空会社(JAL、ANA)は、日本での飛行機搭乗時に、陰性証明書の提示は不要としています。
3.以下従来通りの諸規則
(ア)申請時、COVID-19治療費等を含む2万米ドル以上の治療保障額の医療保険(英文)の確認書の提示が必要。
(イ)申請時、到着1日目の宿泊施設ないし隔離施設の予約、1度のPCR検査費用、1度の抗原検査キット(ATK)代金の支払済み予約確認書を提示する。宿泊施設は、タイ当局が定める防疫基準に則し、医療機関と提携のある施設に限り、自宅での滞在は認めない。
(ウ)到着1日目にRT-PCR検査の受検が必要。検査結果の判明まで、当該宿泊施設ないし隔離施設内に留まること。但し、保護者同伴の6歳未満の児童については唾液を用いたPCR検査でも可とする。
(エ)到着1日目のRT-PCR検査により陰性が証明された場合、施設外に出てタイ国内での行動が可能となる。
(オ)RT-PCR検査で陽性が判明した場合、施設が提携する医療機関の判断に従う。
(カ)到着1日目に滞在した宿泊施設ないし隔離施設から抗原検査キット(ATK)を受け取り、入国後5日目に自己検査を実施し、当局が指定する方法(Mor Chanaアプリ等)でタイ保健当局に報告する。
まとめ
入国前のRT-PCR検査が撤廃になり、タイ入国がさらに楽になりました。今後さらにThailand Passが撤廃され、入国の平常化へ向かっていけるよう期待されます。