在タイ日本国大使館の調べによりますと、バンコクに住む日本人は29,919名でタイ全体のほとんどの数を占めています。バンコクに赴任されている駐在員はもちろん、日系の工場などはバンコク郊外にありますが、住居はバンコク都内という日本人も少なくありません。
そんな日本人居住率の高いバンコクの環境や物件はどのようなものが好まれているのか、細分化して見てみたいと思います。
賃貸物件の周辺環境
バンコクでお部屋探しをする際、日本に住んでいたときのように周辺環境は最も気になることの一つでしょう。治安については弊社がご案内するため日本人にとって不安のある環境ではありませんが、必要とするものについては個人それぞれ違ってくるかと思います。そこで挙げられるのが以下のような条件でしょうか。
スーパー
タイには大型スーパーのチェーン店があり、日用品や食品など様々なものが購入できますが、例えば洗剤など日本で使っていたものを探されるのではないでしょうか。ある程度タイ製品で代用がきくものもありますが、これは日本製でないと、というものもありますね。そこで重宝するのが、バンコクのフジスーパーです。フジスーパーが近くにあれば日本製の日用品や食材はもとより、お弁当やお惣菜もあるので、自炊をされない単身者にとってもありがたい存在です。
フジスーパー
フジスーパーはプロンポン、トンローの日本人が多く住むエリアに4店舗あります。各店舗の場所などについては以下の通りです。
フジスーパー1号店
フジスーパーの中で日本人に最も知られている店舗といえば1号店です。BTSプロンポン駅に近いスクンビットソイ33/1にあり、店内は多くの日本人で賑わっています。
フジスーパー2号店
スクンビットソイ39奥のセンセープ運河に近い場所にあります。店舗面積が広く商品や種類も豊富です。やや遠くからでも2号店に買い物に行くという方も多いのではないでしょうか。
フジスーパー3 号店
スクンビットソイ39に近いソイプロムシーにフジスーパー3号店があります。住宅街なので、近隣に住んでいる日本人にとって重宝する店舗です。
フジスーパー4号店
日本人の多く住むスクンビットソイ49の中間にあるフジスーパー4号店は、駐車場があるので車でも気軽に行くことができます。
飲食店
タイ料理が大丈夫な方にとって食事の苦労はありませんが、タイ料理ばかりというわけにはいかないですし、スパイスやハーブが苦手な方にとっては近くに日本食のお店がないとかなり困りますね。
以前に比べると、タイでは日本食が完全に浸透しており、モールの飲食フロアに行けば必ず日本食レストランがあります。
また、プロンポンやトンローであれば、日本村をはじめとする日本食の店舗が多く、選択肢も広がりますので、特に単身者で外食のみの方には住居の近くにどんなお店があるか気になるところでしょう。
病院
海外で暮らす上で最も心配なのが病気や怪我のときにかかる病院ですね。タイは医療技術も高く、総合病院もたくさんありますが、なんといっても言葉の壁が一番の問題です。
しかしバンコクには日本人専用の窓口があり、日本語が通じる病院があります。中でも以下の3つの病院はバンコクに住む日本人にとってたいへんポピュラーな病院です。
小さいお子様のいるご家庭や、常に病院にかかる必要のある方にはこれらの病院の近くに住居を求めることになるかと思います。
サミティベート病院
サミティベート病院は日本人が多く住むスクンビットソイ49にあります。日本人専用相談窓口が設けられており、約25人在籍する日本語通訳が24時間年中無休で、日本語によるサポートを行っています。特にサミティベートこども病院は小児科としてはタイ人、日本人ともに信頼が厚く、日本国外で最も日本人が来院する病院といわれるほどです。
バムルンラード・インターナショナル病院
バムルンラード・インターナショナル病院はスクンビットソイ3にあります。アジアで最初にJCI (国際合同委員会) の認定を受けた病院で、最先端の医療技術と設備で、年間100万人以上の患者が来院します。入院部屋は豪華な設備で有名で、院内各所のつくりも高級ホテルのようなセレブ感があります。
バンコク病院
バンコク病院はトンローのスクンビットソイ55からセンセープ運河を越えた場所にあります。医師たちは、日本の医大を卒業したタイ人医師と日本人医師、看護師健康相談員やメンタルヘルスアドバイザーです。
これらの病院の詳しくい情報はこちらの記事を御覧ください。
幼稚園
お子様のいらっしゃるご家族連れで赴任される方にはとって、お子様の通われる幼稚園はなるべく住居の近くが良いと考えられることでしょう。
バンコクで日本人に通う幼稚園は、日本人の多いエリアにあり、特にトンローにはSP幼稚園
、メロディ幼稚園、エカマイにはキッズアカデミー、オイスカ幼稚園、キラキラKids幼稚園をはじめとする日本人幼稚園があります。
日本人居住率の高いエリア
バンコクで日本人の居住率が高いエリアといえば、スクンビットのプロンポン、トンロー、エカマイです。特にトンローは前述の日本村やサミティベート病院、幼稚園、フジスーパーなどがありますので、ご家族連れの方にとっては一番候補となる環境です。
それぞれのエリアに関しては、以下の記事で詳しく書いておりますので、ご参考いただけたらと思います。
日本人居住率の高い物件の特徴
エリアでの選択を除いて、日本人居住率の高い物件そのものの傾向はどのようなものでしょうか。もちろん好みがありますので、一概にはいえませんが、傾向としては、日本のマンションなどに近いお部屋が好まれるといえるかもしれません。
タイの物件は新築・築浅には見られませんが、それなりに築年数の経っている物件は、動線が使いにくかったり、首をかしげるようなところに電源や設備があるなどの物件も少なくありません。そのため、シンプルですっきりしたお部屋が好まれます。
また、日本ではなかなか住むことがない贅沢なファシリティを満喫できるのもバンコクの物件の特徴です。特にプールは日本人が住むレベルの家賃の物件にはほぼ完備されていますし、ゴルフやサウナ、子供の遊び場など日本では考えられない充実したファシリティを利用できますので、候補物件を比較したとき、ファシリティが決め手となる場合もあるかと思います。
まとめ
主に日本人居住率の高いバンコクの要因についてご紹介しましたが、好みや条件はそれぞれ異なりますので、ご自身で納得できる物件を見つけることができれば良いかと思います。
ないけんバンコクは皆様のご希望に沿った物件をタイの経験と知識豊富なスタッフがリストアップし、ご案内させていただいております。
まずはあなたの持つ理想の条件をお聞かせください。